子育て

フリーランスママでも出産・育児手当はもらえる?


今『育休』がトレンドワードになっているほど、世間でも騒がれてますね。
私の今までの経験だと、育休中のスキルアップは、無理に等しい!!!!!笑
睡眠3時間刻みで、意識も記憶力も朦朧としてる中で、勉強なんて出来るわけない!(泣)
でも出産して初めて、
「もっと我が子と一緒にいたい、」
「会社勤務しながら育児していけるのかな…?」
そんな不安や気持ちの変化を感じるママさんもいますよね?
今日は、
一人目育休取得→会社復帰→二人目妊娠発覚→会社都合で解雇→二人目育休無し
を経験したbearが、フリーランスの出産・育児手当に関して説明していきます!

出産・育児手当給付には主に3種類ある!

まず、知っておいていただきたいのが、手当と呼ばれる給付金には3種類あります。
(この他にも、児童手当や妊婦検診の助成等もありますが、今回は自分で申請する、
比較的大きな金額のものを書きます。)

1.出産手当金(産前産後の手当)

これは会社の保険に入っていて、産休取得時に働けない代わりに受けられる手当。
これは、フリーランスや個人事業主にはない制度なので気をつけないといけません。
大抵の保険は、出産手当金を受給している期間中に資格喪失した場合(退職など)でも、受給が存続できるなど、特例が用意されています。

2. 出産一時金(出産手当)


社会保険から出るか、国民保険から出るかの違いがありますが、出産した人に公的医療保険から貰える手当。現在は42万円です。
病院が申請してくれるか、自分で申請するか選ぶことが出来ます。
(私が産んだ参院では、病院が基本的には申請してくれて、42万円を引いた差額分を退院のときにお支払いしました!)

【朗報】出産一時金が増える!?

岸田総理が2022年12月10日の会見で出産一時金を2023年度から50万円に引き上げると発表しました。
これは、過去最大の引き上げ幅とのこと。
これで出産が無料に?と思っている方もいると思いますが、病院や産む地域によって費用が
バラバラなのが現状。
私が出産した病院は元々65万ほどかかる費用だったので、42万円の補助があったとしても、
25万円弱は自費での出産でした。。。泣

個人的には、毎月や2週間に1回の妊婦検診も3000円程毎回かかるので、いっそ検診も出産も無料化にしてもらった方が、出生率が伸びるのでは?と思っています。(病院も更に値段をあげていたちごっこになる気が。。。)

3.育児休業給付金(育休中の手当)

こちらも、雇用保険に加入している会社員が育児休暇を取得する時に半年までは67%、
半年以降は50%が補助としてもらえる給付金なので、基本的にフリーランス、自営業の方は除外となります。

今政府で、フリーランスの人が出産した場合に月2~3万円の補助が出るという案が出ていますが、
具体的な開始日はまだ指定されていません。

フリーランスだと出産一時金しか出産育児手当が無いの?

上記の3つの給付金だけを見ると、フリーランスが受け取れるのは「出産一時金」しかありません。
ですが、政府や民間企業が出生率の改善、また多様化する働き方に対応するため、フリーランスの方への
サポートの充実を始めているのも確かです。

1. 国民健康保険料の免除

法整備が現在進められており、2024年(令和6年)1月の開始を目指していますが、国民保険に加入する女性に対し、4カ月の保険料の免除が行われます。

令和4年4月から、未就学児の均等割保険料の軽減制度を導入している。国会での附帯決議を踏まえ、更なる子育て世帯の
負担軽減、次世代育成支援等の観点から、出産する被保険者に係る産前産後期間相当分(4か月間)の均等割保険料及び所得
割保険料を免除する措置を新たに講じることとする。(令和6年1月予定)

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001013503.pdf

個人的には今すぐにでも始めてもらいたいですが、色々簡単にはいかないですよね。。。

2. フリーランスが加入できる保険

働き方が多様化する中で、フリーランスの保険も増えつつあります。
こちらでは、そのうちのいくつかを抜粋していきます。

「フリーランスの保険」

年会費1万円で入れる保険。けがの補償等に対応。損害賠償は下記のようになっています。

補償内容①損害賠償金②争訟費用①+②自己負担額
一連の損害賠償請求あたりの支払限度額期間中限度額
業務遂行中の補償1億円無制限0円(なし)
※期間中、初回は0円ですが、2回目以降は5万円となります。
業務結果(PL責任)の補償1億円10億円
受託財物の補償1,000万円10億円
業務過誤の補償(情報漏えい、納品物の瑕疵、著作権侵害、偶然な事故による納期遅延)1,000万円10億円
  • 当協会は、保険会社との保険契約に基づき、当協会の一般会員に対して補償を提供します。
  • 期間中限度額は、保険会社が補償内容ごとに支払う支払限度額であるため、業務遂行中の補償を除いて、当協会の一般会員に対する支払限度額は全ての一般会員を合算して10億円を限度に支払われます。

フリーナンス by GMO

こちらは大手GMO系グループが運営する、フリーランス向け保険。
フリー、レギュラー、プレミアムと3つのコースに分かれていて、プレミアムでも月々1,200円で
補償が受けられます。
主に支払いと、ケガの補償になっています。

フリーレギュラープレミアム
月額0円590円1,200円
あんしん補償最高5,000万円
の事故補償
最高5,000万円の補償 +
最高500万円の業務過誤補償
最高5,000万円の補償 +
最高500万円の業務過誤補償


フリーランスが入れる保険があっても、フリーランスのママが出産育児サポートを受けられる保険は無さそう。。。

まだまだフリーランスへのセーフティネットが少ない

リモートワークや在宅勤務も認知度が広がり、会社に勤めるだけが仕事だけではないとなっている
現代ですが、まだまだフリーランスの出産育児へのサポートは希薄です。
下記の表を見るだけでも、会社員として雇われているのと、フリーランスで働いているのとでは、
月収が同じように見えても、出産育児のサポートの視点から見ると雲泥の差です。

↑(2018年「フリーランス・経営者の妊娠、出産、子育てに関する調査結果」より)

これは、終身雇用、会社に雇われて終身で働くことを当たり前としてきた日本の社会構造に
原因があるとも言われています。
出産・育児手当やお金が全てではないですが、フリーランスの働き方が浸透して、
ママもパパも子育てしやすい、
働きやすい世の中になってほしいですね!

番外編「出産・子育て応援給付金」が始まったよ!

2023年1月1日から、各自治体で出産子育て応援給付金の申請が始まりました!
私は福岡で下記のように申請できました。

貰えるものは貰いたい!でも、出産・育児手当だけでなく、働くママパパへの
サポートや会社の理解がもっと増えてほしいですよね。
皆さんもお住いの自治体で申請してみてくださいね!

-子育て