こんにちは!bearです。私は先月フリーランスになったのですが、フリーランスでも「再就職手当(早期就職手当)」が貰えるかもしれないとのことで、申請してみました!郵送する気満々だったのですが、いざ調べてみると何やら「e-gov」というサービスでオンライン申請が出来そう?だったので、今回は実験も含めて再就職手当(早期就職手当)をe-Gov(イーガブ)オンラインで申請をすることにしました!
今回はやり方と注意点も含めてお伝えしていきます。
この記事で分かること
- 再就職手当(早期就職手当)って何?
- 再就職手当(早期就職手当)の申請方法は?
- 再就職手当(早期就職手当)e-Gov(イーガブ)オンライン申請の方法
再就職手当(早期就職手当)とは
再就職手当って何?
再就職手当とは、失業保険受給中に一定の日数を持ったまま就職が早期に決まった人に雇用保険から支給される一時金のことを指します。早く就職が決まって嬉しい上に、更に手当までもらえてしまうなんて!(受給資格や支給額はそれぞれ条件があります
再就職手当は、雇用保険に加入している方で、一定の条件を満たす方に支給されます。(国民保険にずっと加入していた方は貰えないので注意してください)ただし、再就職手当は失業給付とは異なり、受給資格や支給額が異なるため、各ハローワークに行って、詳細を聞かれてみてくださいね。
(申請は誰でもできますが、貰えるか否かは最終役所の判断になります)
再就職手当の支給条件
まず、日数の条件は下記の通りです。(厚生労働省のホームページより抜粋)
- 基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の2以上の方は、所定給付日数の支給残日数×70%×基本手当日額((注意1)一定の上限あり)。
- 基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上の方は、所定給付日数の支給残日数×60%×基本手当日額((注意1)一定の上限あり)。
注意事項
注意1: | 基本手当日額の上限は、6,190円(60歳以上65歳未満は5,004円)となります。(毎年8月1日以降に変更されることがあります。) |
そして、再就職手当(早期就職手当)が貰える条件は下記の通りとなります。
再就職手当の支給条件
- 就職日前日までの失業認定を受けた後の基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上あること
- 1年を超えての勤務することが確実であると認められること(1年以下の雇用期間が定められ、雇用契約の更新に当たって、一定の目標達成が条件付けられている場合は「1年を超えて勤務することが確実であること」には該当しません)
- 待期期間満了後に就職する
※待期期間中に仕事などをしたことにより失業の状態ではなかった日や失業の認定を受けていない日については、待期期間に含まれないので注意が必要。→1日2時間などの作業であれば、「手伝い」とみなされることがあるので、もし待期期間に間違って働いてしまった人は、一度近くのハローワークに相談するといいと思います。 - 離職前の事業主に再び雇用されたものではないこと(資本・資金・人事・取引等の状況からみて、離職前の事業主と密接な関係にある事業主も含みます)
- 就職日の前日から過去3年以内の就職について、再就職手当(事業開始に係るものも含む)や常用就職支度手当の支給を受けていないこと
- 受給資格決定(求職申し込み)前から採用が内定していた事業主に雇用されたものではないこと
- 原則、雇用保険の被保険者要件を満たす条件での雇用であること(例えば、委任契約、委託契約等については、雇用保険の被保険者に該当しません)
- 求職申し込み・待期期間満了後1カ月以内に、ハローワークや職業紹介事業者の紹介で就職(※給付制限がある場合)
※受給資格に係る離職理由により、失業手当が支給されない給付制限がかかる期間がある場合 - 再就職手当の支給決定の日までに離職していない
さらに、事業を開始した場合の再就職手当(早期就職手当)の支給要件はこちら↓(フリーランス、個人事業主もこれに該当します)
- 事業を開始(準備期間あがある場合は準備開始日)の前日までの失業の認定を受けた後の基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上あること
- 待期期間満了後に事業を開始(準備期間がある場合は準備開始)したこと
※待期期間中に仕事などをしたことにより失業の状態ではなかった日や失業の認定を受けていない日については、待期期間に含まれないので注意が必要。→1日2時間などの作業であれば、「手伝い」とみなされることがあるので、もし待期期間に間違って働いてしまった人は、一度近くのハローワークに相談するといいと思います。 - 離職理由による給付制限を受けた場合は、待期満了日後1カ月経過後の事業を開始(準備期間がある場合は準備開始)したこと
- 受給期間内に開始した事業により被保険者資格を取得する者を雇入れ、雇用保険の適用事業の事業主となること。
または法人登記事項証明書や個人事業の開業届の写し等の客観的資料により事業の開始、事業内容及び事業所の実在が確認でき、かつ1年を超えて事業を安定的に継続して行うことができると安定所長が認めたものであること - 事業開始日(準備期間がある場合は準備開始日)前3年以内に、再就職手当(事業開始に係るものも含む)や常用就職支度手当の支給を受けたことがないこと
ご不明点がある場合は、最寄りのハローワークに相談にいかれるのが一番手っ取り早いかと思います。
再就職手当(早期就職手当)申請方法
再就職手当(早期就職手当)の申請方法は下記の3つがあります。
- ハローワークにて直接申請
- 郵送(簡易書留など追跡出来たり、残るものが推奨)
- オンライン申請→今回はこちらを行いました!
今回は再就職手当(早期就職手当)の申請をe-Gov(イーガブ)からしましたが、メリットと必要なものは下記です。
再就職手当(早期就職手当)e-Gov(イーガブ)オンライン申請のメリット
- 郵送費がいらない(書留とかだと地味に高いので嬉しい)
- ハローワークへの交通費もいらない
- 郵送、ハローワークでの申請だと色々印刷して準備しなしとだが、オンラインだとスキャンもしくは電子の領収書等を添付すればOK!
- 書き間違いなども心配なし
再就職手当(早期就職手当)e-Gov(イーガブ)オンライン申請に必要なもの
- パソコン+インターネット
- ICカードリーダー
- マイナンバーカード
- マイナンバーカード電子証明書の事前利用登録(登録がされている人は、マイナンバーカードの表側に電子証明書の有効期限が載っているはずです↓有効期限の場所は下記の画像で確認)
- 添付したい書類のスキャン(JPEG, PDFファイル)
e-gov(イーガブ)への会員登録・ログイン
下記の公式ページから会員登録していきます。
e-gov(イーガブ)公式申請ページ
上記のリンクにアクセスすると、仮登録のメールアドレス入力画面が出てきます。
そうすると下記のようなメールが届きますので、URLをクリックして、本登録を完了してください。
本登録が完了すると、「e-Gov(イーガブ)電子申請アプリケーションのインストールへ」のボタンがあるので、e-Gov(イーガブ)のアプリケーションをダウンロードしたことが無い人は、そちらをクリックします
②のポップアップブロックなどもあるのですが、一旦③のアプリケーションインストールに進んで、WindowsもしくはMac版を選びます。(私はWindowsなので、Windowsでのダウンロードをしていきます)
ダウンロードボタンを押すと、e-Gov(イーガブ)のインストーラー(.exe)がダウンロードされるので、それをダブルクリック。
色々保存場所を押して進んでいくと、「インストール」ボタンが出てくるので、クリックします。
ここまで出来たら、事前準備は完了です。
マイナンバーカード、カードリーダーの差し込み
アプリを開く前に、マイナンバーカードとICカードリーダーをPCにセットしておいてください。(私は元々必要だと知らなくて、エラーが何度も出て大変でした。。。)
(上記にも書きましたが、マイナンバーカードの電子証明書登録、およびパスワードの登録が事前に必要なので、まだやられてない方は、お近くの役所に行っての登録が必要です)
e-Gov(イーガブ)アプリケーションの立ち上げ
Webページからログインすると、下記のページにいくと思うので、「e-Gov電子申請アプリケーションを起動」ボタンを押します。下記からも飛べます。
e-Gov(イーガブ)公式ログインページ
そうするとアプリケーションが起動するので、アドレスとパスワードでログインします。
(Google等にパスワード保存していた方は見に行ってくださいね)
2段階認証の設定
アプリでの2段階認証が必要なので、スマホでQRコードを読んで設定します。
(Google Authenticatorを私はよく使うので、今回もそちらを使いました)
アプリをダウントードしたら、画面に出てくるQRコードを読み取ります。
そうすると、ワンタイムパスワードが出てくるので、入力して「設定」ボタンをクリック
無事に2段階認証が終わると、e-Gov(イーガブ)のホーム画面に移動します。
再就職手当(早期就職手当)の手続き画面入力
上のメニューバーの「手続検索」をクリックした後、「手続名称から探す」で「再就職手当」と入力し、検索ボタンを押します。
そうすると、電子申請の画面が出てくるので、「1.基本情報」の「申請者情報を設定」のボタンを押下し、情報を順番に入力していきます。
必須項目を全て入力したら、一番下の「内容を確認」ボタンをクリック
内容を確認し間違いがなければ、「設定」ボタンを押して設定完了です。
申請者情報の登録画面が出てくるので、再度確認し、間違いが無ければ「設定」を押します。
同様に、連絡先情報も登録していきます。
雇用保険就業促進手当(再就職手当)の申請書入力
下記の画像で黄色になっている部分は入力が出来るようになっているので、クリックして各項目入力をしていきます。(ハローワークで直接紙を貰った方は、同じ申請書が手元にあると思います。ボールペンで入力する欄と同じです)
添付書類の添付
人によって、提出物は様々かと思いますが、私は下記をスキャンして提出しました。
- 業務委託契約書(1年の就労勤務可能を示す書類)
- 雇用保険受給資格証(プリンターでスキャン)
- サーバー年間契約書(自分のブログ用、1年の就労勤務可能を示す書類)
- ドメイン年間契約書(自分のブログ用、1年の就労勤務可能を示す書類)
「添付書類」の欄の「書類を添付」ボタンを押します。
私としたことが、「開業届」の控えを添付することをすっかり忘れており、10日後に返戻されました。。。開業届控えを再度添付して再挑戦!個人事業主の皆さんはお気をつけくださいね。
添付したいファイルをドラッグして載せていきます。複数ある場合は「追加」ボタンで追加できます。(書類名を入力しないとエラーになるので、入力をお忘れなく)
提出先の選択
あと一頑張りです!ここまできたら、どこの市区町村に提出するのかを確定します。「提出先選択」の「提出先を選択」から該当の地区を選択します。
内容の確認・マイナンバーカード読み込み
「内容を確認」ボタンを押すと、「証明書の選択」ボタンが出てくるので、再就職手当だけ✅(デフォルト)にしてOKを押します。
(ここでマイナンバーカードを設定していないと、エラーになるので注意!)
↓ICの「PINコード」と書かれていますが、役所で設定した英数字の長いパスワードです。数字4桁ではないので気を付けて!
内容最終確認
最後にこれで大丈夫?と内容確認のページが出てくるので、修正なければ右下の「提出」ボタンを押して完了!
e-Govからの申請完了!
再就職手当(早期就職手当)の申請がe-Gov(イーガブ)からできましたー!
控えもダウンロードできるし便利ですよね!
再就職手当(早期就職手当)が振り込まれるのはいつ?
再就職(入社日)が決まってハローワーク(公共職業安定所)に報告をしてから約1ヵ月~2カ月後ということなので、気長に待ちましょう。(私も現在認可されるか待ちの状態です!ドキドキ)
今回、マイナンバーカードの読み込みが必要ということを知らずに行ったので、エラーが出てイライラしましたが、そのほかはストレスフリーで申請が出来ました!ハローワークに直接行って色々聞きたいこともありましたが、やはり家から申請できるのは便利!
皆さんもぜひ再就職手当(早期就職手当)の申請がe-Gov(イーガブ)試してみてくださいね。
皆さんの転職活動が素晴らしいものになりますように!私もフリーランス頑張ります!