ネントレジーナ式(Gina Ford)は、イギリスの育児コンサルタントであるジーナ・フォードによって提唱された、子供の規則正しいスケジュールに基づいた育児方法です。以下に、ジーナ式の主な要点をいくつかご紹介しますが、個々の家庭や子供に合わせて適切なアレンジを行うことも重要です。
ネントレジーナ式は生まれた日から実践することが可能です。
- ルーティンの導入: ジーナ式では、赤ちゃんの日常生活に規則正しいルーティンを導入します。授乳、睡眠、おむつ替えなどのアクティビティを一定の時間に行うことで、赤ちゃんの体内時計を整えることを目指します。
- フィード・プレイ・スリープのサイクル: ジーナ式では、フィード(授乳)、プレイ(遊び)、スリープ(睡眠)のサイクルを重視します。授乳後に適度な遊びを経て、その後は睡眠に移るようなスケジュールを作ります。
- スケジュールの作成: ジーナ式では、特定の時間帯に特定の活動をスケジュール化することが重要です。授乳や昼寝の時間を予測し、事前にスケジュールを立てることで、赤ちゃんが予測可能な生活リズムを身につけることを目指します。
- 自己鎮静の促進: ジーナ式では、赤ちゃんが自己鎮静を学ぶことを重視します。授乳やおむつ替えの後に、赤ちゃんをベッドに置き、自分で眠りに入れる状態を作ることを目指します。これにより、親が寝かしつけに時間をかけずに済むようになります。
ただし、ネントレジーナ式は厳格なスケジュールに基づいているため、全ての家庭や赤ちゃんに適した方法ではありません。(スケジュールがあることでストレスが溜まってしまう場合有)赤ちゃんの個別のニーズや成長に合わせて柔軟に対応することが重要です。
ネントレジーナ式トレーニングのスケジュール例
ネントレジーナ式ではスケジュール管理が大切になります。
【朝】
- 朝は一定の時間に起床させます。起床時間は家族のルーティンに合わせて調整します。
- ベッドから出て、明るい照明の下で活動します。
- 朝食を摂ります。(授乳は頻回授乳ではなく、基本的には3時間ごと)
【昼】
- 昼間は、子供と一緒に遊んだり、学習活動を行ったりします。規則正しい日中の活動が重要です。
- 昼寝の時間がある場合は、一定の時間に昼寝させます。昼寝の時間は、子供の年齢や睡眠量に基づいて調整します。
【夕方】
- 夕方になると、子供の活動を徐々に落ち着かせます。
- 静かな遊びや読書など、リラックスできる活動を行います。
- 夕食を摂ります。(寝る前の授乳はなるべく目を合わせず済ませます)
【就寝前】
- 就寝前の準備を始める前に、子供にリラックスする時間を与えます。お風呂やマッサージなど、就寝前のルーティンを設定します。
- 就寝時間を設定し、それに従って子供をベッドに入れます。(目標は夜の7時から朝の7時まで)
- 子供の寝室は静かで暗くし、快適な温度を保ちます。
- 親が子供のそばに座り、必要に応じて子供を落ち着かせます。しかし、子供が自力で寝ることが重要です。
ジーナ式のネントレは、子供が自力で眠りにつく能力を育むことを重視しています。上記のスケジュール例は一般的なガイドラインですが、子供の個別のニーズや状況に合わせて調整することが重要です。
ネントレジーナ式での大切なルール
- 寝かせる時に抱っこして寝かせない
- 10時以降はなるべくアイコンタクトを取らない
- 同じベッドや布団では寝ない
- 生まれた日から自分で寝れるように部屋を分ける
- 授乳のスケジュールは3時間ごと、遊びやお出かけの時間も基本的には毎日同じにする
- 朝7時には赤ちゃんを起こす
- 赤ちゃんが寝る部屋は暗く、静かにすること
- 毎晩赤ちゃんが眠るまで12分くらいは泣かせておく
日本の家庭だと中々難しいところもありますよね?全てに従うことが大切なのではなく、自分たちの生活スケジュールにあったネントレを見つけてくださいね!
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泣かせないねんねトレーニング
泣かせないねんねトレーニング(No-Cry Sleep Training)は、赤ちゃんの睡眠を改善する方法であり、泣き声を最小限に抑えることを目指します。以下にいくつかの泣かせないねんねトレーニングの方法を紹介します。
- ルーティンの導入: 赤ちゃんに対して、一定のルーティンやパターンを導入することが重要です。毎晩同じ順序でお風呂に入れたり、絵本を読んだり、落ち着かせる活動を行うことで、睡眠の前にリラックスする環境を作ります。
- 快適な環境の整備: 赤ちゃんの寝室を快適な環境に整えることも重要です。静かで暗い部屋や適切な温度を維持し、赤ちゃんが快適に眠れる状態を作ります。また、赤ちゃんが安心できる寝具やお気に入りのぬいぐるみを用意することも役立ちます。
- 手助けとリラックス法: 泣かせないねんねトレーニングでは、赤ちゃんが眠る手助けをすることが重要です。赤ちゃんをベッドに置く前に、ゆっくりと抱きしめたり、撫でたり、白いノイズや心地よい音楽を流すなどのリラックス法を取り入れることで、赤ちゃんの緊張をほぐし、安心感を与えます。
- 授乳やミルクのスケジュール: 赤ちゃんが満腹状態で寝ることは、より良い睡眠を促す助けとなります。赤ちゃんの授乳やミルクのスケジュールを調整し、十分に食べた後に寝かせることで、赤ちゃんが寝つきやすくなるでしょう。
寝かしつけの方法:
- 赤ちゃんに寝かしつける際に歌を歌うことは、赤ちゃんを落ち着かせる効果があります。リラックスしたメロディーやゆったりとしたリズムの歌を選び、赤ちゃんのベッドのそばで歌いましょう。歌声は赤ちゃんに安心感を与え、眠りに誘います。
- また、マッサージは赤ちゃんのリラックスや眠りを促す効果があります。赤ちゃん用のベビーオイルやローションを使用し、優しく赤ちゃんの体をマッサージします。特に、頭皮、顔、背中、手足などをゆっくりとマッサージすると、赤ちゃんがリラックスしやすくなります。マッサージ中は、穏やかな声で話しかけたり、赤ちゃんとの触れ合いを楽しんだりすることも大切です。
- 歌を歌ったり、マッサージをしたりすることで、赤ちゃんに対する親の温かい接触や愛情を感じさせることができます。これにより、赤ちゃんは安心し、快適な状態になりやすくなります。ただし、赤ちゃんの反応や個別の好みに合わせてアプローチを調整することを忘れずに行ってください。
ネントレジーナ式まとめ
いかがでしたか?寝不足はママパパにとって永遠のテーマですよね!最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんと赤ちゃんの睡眠がいいものになれば幸いです!
ちなみに我が家では、ゆるーくジーナ式を取り入れました。(授乳は3時間ごと、スケジュールをなるべく守る、抱っこして寝かせない等)
今では2歳の長男が一人で寝てくれていて、だいぶ助かっています!
無理せず、ネントレジーナ式頑張りましょう♪
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