確定申告の季節がやってきましたね!私は会社の都合上、
ESPPに加入しており、外国株のため、毎年年末調整とは別に、自分でESPPの確定申告が必要です。
ESPPって何?
ESPPは、従業員株式購入計画(Employee Stock Purchase Plan)の略称です。これは、企業が従業員に対して、割引価格で自社株式を購入する機会を提供するプログラムです。
一般的に、ESPPに参加する従業員は、給与から一定額を控除して、定期的に自社株式を購入することが可能。従業員は自社の株式を割引価格で入手できるため、将来的な株式価格上昇による利益を得ることができる。(私の会社は15%引で購入することが出来ていました)
ESPPは、企業にとって従業員のモチベーション向上やタレントの獲得・留保につながると考えられており、従業員にとっても魅力的な福利厚生の一つとなっています。
ただ、外国株のため、年末調整を会社ですることが出来ず、毎年の確定申告が必要になるところが少し大変です。
後はE-trade等から連絡が来たり、自分で確認しないといけないこともいくつかあります。
ESPPの確定申告方法①支払い調書の準備
それでは早速、確定申告やっていきましょう!
会社でESPPに入っている人は、新年あけてすぐ位に「支払調書」というものが送付されてくると思うので、そちらが必要になります。
支払い調書のタイトルとしては「外国親会社等が国内の役員等に供与等をした経済的利益に関する調書」です。…長い!笑
届いてないわって方は会社にお問い合わせしてみてくださいね。
私の場合はこのような書類です↓
ESPPの欄に、優しく日本円でレート換算値が書いてあるので、これをそのまま入力していきます。
②E-taxにログイン
E-taxのページにログインします。
私のスマホはカードリーダーとして対応してくれていなかったので、Amazonで
レビュー評価が高かった安いカードリーダーを買いました。
年一度しか使わないですが、実際行って行うよりかなり手軽にできるので、重宝しています。
(今見たら信頼できるSonyさんからすごく良さそうなカードリーダーが出てますね。
私が数年前に買ったときは怪しげな海外製しか無かったのでうらやましい。。。)
e-TaxTOPはこんな感じ
今年初めての方は「作成開始」を、以前利用したことがある方は「保存データを利用して作成」を選びます。
↓その後はカードリーダーを通じてマイナンバーカードを読み込みます。
③申告する税の種類を選択:所得税
次に、どの税に関しての申告をしたいか選びます。この度は給与と同じ扱いになるので、「所得税」を選びます。
次は、マイナポータルと連携したい人は連携できるよ!のページです。
連携しましたが、特に便利さは感じられませんでした。(連絡とかがマイナポータルから見えるのかな?)こちらは連携してもしなくてもどちらでもいいかと思います。
④アプリのインストール(まだの人)
次に、Chromeの場合は下記の準備が必要になります。(まだの人は)
「マイナポータルアプリ」のインストール
ウェブストアに移動して「マイナポータルアプリ(拡張機能)」をインストール
⑤カード読み取り
カードリーダーで読み込んで暗証番号を入力すると、下記の画面が出て次に進めます。
⑥給与申告の選択
会社で年末調整をしてるけどESPPがある方は、給与の源泉徴収が②種類、という考え方です。「お持ちの源泉徴収票は1枚のみですか?」を「いいえ」にします。残りは、ご自分の状況に合わせてお選びください。
⑦給与所得の入力
次の画面では、それぞれの所得入力のページが出てくるので、給与所得の「入力する」を押します。
そうすると、年末調整済の源泉徴収票と年末調整済でない源泉徴収票の入力メニューが出てきます。
会社で給与を年末調整されている方は、そちらは「書面で交付された年末調整済みの源泉徴収票の入力」で「入力する」ボタンから入力してくださいね。
給与の入力が終わったあと、肝心のESPPは「書面で交付された年末調整済みでない源泉徴収票の入力」の「入力する」ボタンを押します。
入力欄と支払調書を照らし合わせるとこんな感じでしょうか?
- 支払い金額: ESPPの「経済的利益の額」で計算された合計金額
- 源泉徴収税額: 源泉徴収していないはずなので通常「0」でOK
- 社会保険等の金額: 空白でOK
- 支払者: 支払い調書に書いてある法人名と所在地
これであとは画面通りに進んでいけば、ESPPの確定申告の完了です!
ふるさと納税や別に株式や投資を自分でやっているという方は、そちらの申告も
きちんと行ってくださいね。
働きながらの確定申告は中々バタバタですが、頑張りましょう!